総合的な学習の時間(附中トライアル)
①本校では、総合的な学習の時間を「附中トライアル」と呼び、各学年ともに週2時間ずつ実施しています。
②探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目指します。
③探究活動の中での体験的な活動を重視するために、校外での学習活動も可能となるよう、1 日6時間すべてを総合的な学習の時間に充てる「トライアル・デー」を設定しています。
各学年における取り組みの概要は、下記の通りです。
第1学年 探究課題「興味・関心の追究と自己の生き方」
「自由探究と自己の生き方」(自由探究)として、1年間にわたって探究的な学びに基づく興味・関心の追究を行います。自分で自分の人生を歩むために必要なことやその意義について学び、探究活動と自分とのかかわりに関心をもち今後の学習や生活の在り方を積極的に考えることができるようになることを目指します。
11月には研究の中間報告として、埼玉大学を訪問します。大学の先生方に向けて自身の研究についてプレゼンテーションを行い、今後の研究の進め方について指導・助言をいただきます。
自由探究(第1学年)
埼玉大学訪問(第1学年)
第2学年 探究課題「社会貢献と働くことの意義」
職業・将来にかかわる探究的な学びを通して、問いの解決に必要な知識及び技能を身に付けるとともに、はたらくことの意義や働くために必要なことについて学びます。職場での体験学習などから体験的に学ぶことで、仕事と自分とのかかわりに関心をもち今後の学習や生活の在り方を積極的に考えることができるようになることを目指します。
11月には、さいたま市を中心とした学区内の多様な職種の中から1つの職場を選んで、体験活動を行わせていただきます。3日間にわたる体験活動に臨む生徒たちも、ただの体験に終わることなく、自身の探究の問いに対する答えを探しながら主体的に活動していきます。
調査活動の様子(第2学年)
職場体験学習(第2学年)
第3学年 探究課題「文化や価値観の表現」
【日本文化】
文学・建築・環境などの視点に基づく探究的な学びの中で、日本文化の保護・継承・発展に取り組む人々の姿を見つめ、よりよく生きるために必要なことやその意義について学びます。文化や社会の発展や人間として生きることの価値について考えることができるようになることを目指します。
本校では、9月に修学旅行で行く「京都・奈良」方面での文化調査活動と結びつけて実施しています。現地でしか出会えない、日本文化と深く関わっておられる貴重な方々との対話は、生徒自身の価値観の変容を促してくれます。
調査活動の様子(第3学年)
京都体験学習(第3学年)
発表会の様子(第3学年)
【舞台表現】
学級での演劇制作や役割演技等による演劇活動(自己表現活動)に向けての探究的な学びの中での、自分を見つめ表現する活動を通してよりよく生きるために必要なことやその意義について学びます。自分らしく生きることの価値について考えることができるようになることを目指します。
9月の附中祭(文化祭)の場で、成果発表としての学級劇を披露します。
準備の様子(第3学年)
演劇ワークショップの様子(第3学年)
演劇当日の様子(第3学年)