学校行事(文化祭)
附中祭【展示・舞台発表】
令和6年度
<附中祭オープニングセレモニーの様子>
本年度も附中祭(文化祭・合唱コンクール・体育祭)の幕開けとして、オープニングセレモニーが8月28日(水)に本校体育館にて行われました。有志の団体や生徒会役員会など、それぞれの個性を生かして堂々とパフォーマンスをしました。
<生徒の感想>
挑戦したことで得たもの
附中祭の始めとなるオープニングセレモニー。
去年の三送会でもダンスをしたから多少慣れているとはいえど、日常ではステージに立つなんてことはないから緊張で手が震えていた。そんな中流れた紹介ビデオ。その裏でみんなの反応をうかがいながら待機するメンバーの様子は今でも鮮明に覚えている。本来の音楽とみんなの手拍子に乗せて踊り、最後の曲はみんなで盛り上がって長いようで短かったオープニングセレモニーを終えた。終了後、「すごかったよ!」「めっちゃ上手だったね!」。たくさんの友達から賞賛の声をもらって本当にうれしかった。夏休みの忙しい中練習したのは大変だったけど、挑戦したことによってまた一つ思い出が増えたと思う。(2年生徒)
パフォーマンスを創る
私は自分の字のイメージや作品のイメージを形にするために、筆を使い、何枚もの紙に繰り返し書いていきます。普段はそこで作品を作って終わりの書道ですが、今回の附中祭オープニングセレモニーで披露した書道パフォーマンスではそれらに加え、書くときの順序や書き方を工夫することで作品をつくります。
今回の書道パフォーマンスは、各学年がそれぞれ役割を持って今年の第七十九回附中祭をつくり上げる過程を、私たち「まっくろくろすけ」が書いて一つの作品として形にしたものです。
私たちが書道パフォーマンスを通してイメージを形にしたように、今度は附中全体で一つの附中祭を創っていきたいと思います。(2年生徒)
令和6年度
<展示発表の様子>
団体発表ブースを設けて、3日間に渡って放課後に展示発表を行います。令和6年度よりサークルが加わり発表団体の枠が増えました。一般公開もしており、保護者や地域の方、卒業生などで賑わいます。
<生徒の感想>
附中祭開幕
いよいよ附中祭が始まりました。先日行われた展示発表では全六団体がとても素晴らしい展示発表を見せてくれました。生徒だけで準備してきたとは思えないような魅力的な美術部の作品や科学部の普段では見られないような実験から身近な実験まで多種多様な実験、コンピュータ部による3Ⅾプリンター、ゲームやロボットなどの展示。帰国生徒学習会の帰国生徒達の滞在国の見所や特徴の説明。また、オカルトサークルでの未確認生物やホラーの記事や本などの展示、クイズ研究サークルの早押しクイズバトルなど。どれも楽しく、興味深いものばかりでした。まだまだ附中祭は続きます。初めての附中祭であり、一年生として最後の附中祭を全力で挑みたいです。(1年生徒)
附中祭で得られた事
私は、附中祭で科学部の展示発表を行い大切な三つのことに気がつきました。一つ目は、コミュニケーション能力です。自分の考えや研究内容をわかりやすく、明確に伝えるためにはとても大切なのだと気がつきました。二つ目は、見てくれた人たちと意見交換することで自分が成長できるのだということです。なぜなら、質問を受けることで、研究の新たな視点やアイディアを得ることができたからです。三つ目は、研究に取り組み、発表することで自分自身に自信を持つことができたということです。なぜなら、何を研究したいか自分で一から考え実験し、時間管理を行い、友達と協力しながら作り上げたからです。この経験は私にとって大きな自信となりました。(1年生徒)
附中祭【合唱コンクール】
令和6年度
<合唱コンクールの様子>
1・2年生が披露する、コンクール形式のクラス合唱。3年生は学年合唱で、後輩たちの想いに応えます。本校の特徴の一つである4部合唱による校歌も全校で歌います。響き合う声が本校の伝統を形作っています。
<生徒の感想>
絆の先に見えるもの
私たちが身近に感じ、日々五感を通じて楽しんでいる音楽。合唱コンクールでは、そんな音楽の力を考えさせられた。
昔から儀式や祈りとともにある存在として生まれた音楽だが、どんな時代でも人々は音楽を通じて、感情を共有することをなによりも楽しんでいると思う。音楽を愛する人の中には、複雑な環境が重なり、葛藤した結果、音楽を「文字を用いない物語詩」として曲を作る、という答えにたどり着いた作曲家もいた。
私たちは今回、「クラス合唱」という形でひとつの音楽を創り出した。合唱する一人ひとりの強い意志がぶつかり合い、まっすぐに合唱することができたとき、私たちは見たこともない、新たな「音楽」に出会うことができると思う。来年の学年合唱でも、また新たな「音楽」に出会いたい。(2年生徒)
終わらせない川
ひな壇に立つ。私たちはホールの奥の方を見ていた。それは、私たちの決心のあらわれのようなものだった気がする。走りだす川。指揮者を見て歌いだす。初めて聞いたときの感情の高ぶり、帰りの会のパートごとで何度も練習して汗をかいた日々、そんなことを考える。走っている川。終わり、河口に近づく私たちの歌は静かに海にながれる。走り切った川。いや、それは違う。卒業までは先輩の後ろ姿を見せ続けないといけない。勢いを増す。走り続ける川。そんな、附属中に流れ続ける川の名は――『走る川』。(3年生徒)
<来校者の感想>
大変素晴らしい合唱コンクールでした。生徒皆さんの自信にあふれた、堂々とした姿に胸が熱くなりました。
幕間の開始ベルが鳴る数分前から静かに待機する、あの雰囲気は、附属中ならでは、と感心しました。保護者の皆様もその雰囲気作りを大切にされていました。3年生の圧巻の合唱、最後の生徒さんが降壇するまで鳴り止まない拍手、会場が1つになった、合唱コンクールの意義、力を感じました。(1年保護者)
どのクラス、学年も限られた時間の中で最善を尽くした事がとても伝わってきました。実行委員の皆様も忙しい中、とても丁寧に企画と進行してきてくれたのが分かり、本当に凄いと感心しきりでした。校長先生をはじめ、諸先生方、関わって下さった全ての皆様に保護者として感謝の気持ちでいっぱいです。
生徒一人ひとりがそれぞれの立場で活躍できる素敵なコンクールでした。専門の先生からのお褒めの言葉と総評をいただけて、生徒たちの更なる飛躍に繋がると感じました。当日会場案内を担当してくださっていた生徒の皆様の挨拶もとても気持ちが良かったです。(2年保護者)
附中祭【演劇コンクール】
令和6年度
<演劇コンクールの様子>
3年生が披露する、コンクール形式のクラス劇。制作の過程では、プロの劇団の方をお招きし、役者・舞台演出・音響・照明・大道具・小道具といった各役割に分かれてご指導をいただきます。毎年、学年の目標を掲げ、観る人の心へと伝えたいメッセージをもつこと大切にしています。
<生徒の感想>
三年生の団結力
先輩方の熱演を見ていた時、私は特に二つのことを感じた。
一つ目は、演劇というのは一人でも欠けてしまうと成り立たない物だということだ。表舞台に立つ役者だけではなく、照明、音響、大道具、小道具など、それぞれの役割を担う全員が大切だと強く感じた。二つ目は、演劇にはクラスの団結力が色濃く出てくるということだ。舞台に立たない人は舞台に立つ人を支える。役者は初めてで緊張もするし、練習も大変だと思うが、後ろから支えてくれる人の想いに応えるために全力で取り組む。これこそが団結力だと感じた。
私も先輩方のようになりたい。そのために、日々、クラスで起こることに対して、自分の役割を意識して、周りと協力しながら行動していきたい。(1年生徒)
一針に懸けた思い
夜11時。リビングではカタカタとミシンの音が鳴っている。衣装づくりは、久しぶりに使うミシンの操作方法を思い出すところから始まった。自分で選んで入った小道具係だが、学校や習い事の合間に衣装を作るのは、本当に大変だった。
本番。私の作った衣装を着て演じる仲間を見ていると、心の底から頑張ってよかったと思った。私が一針に懸けた最高の劇への思いが、仲間に、お客様に伝わっていると思うと、達成感が心に広がった。(3年生徒)
<来校者の感想>
この度は演劇コンクールを開催していただき有難うございました。ダイナミックな殺陣のシーンから始まり、その刀裁きに一気にワクワクが高まりました。キャストの皆様が堂々と演じる姿に感心の連続でした。台詞や動きをすべて覚え演技の練習や工夫に多くの時間を費やして準備されたことと思います。本番では自信を持って演じる姿は本当に素敵で、30分間見応えたっぷりで夢中になりました。キャスト以外の方々が暗転している間に舞台セットを最短の時間で効率よく変更する姿にも工夫と練習を重ねたことを感じました。照明や音響でシーンを作り、また舞台セットや小道具もどのクラスもクオリティーが高く素晴らしい仕上がりに一生懸命作った姿を想像しました。キャストを活かした脚本も演出も大変面白かったです。全員が役割を果たす姿に感心の連続でした。
このような長時間の劇をクラス全員で完成させて成立させることに驚きと感動でいっぱいでした。素晴らしい時間を本当に有難うございました。(3年保護者)
初めて附属中学校の演劇を観させて頂きました。中学3年生でここまでのことができるのかと感服いたしました。学校における全ての教育活動が、この舞台に集結されていたと思います。素晴らしかったです。参観させて頂き、ありがとうございました。(3年保護者)